IoTシステム技術検定 中級の合格点は?
合格基準は非公開。目標は「7割を安定して」

更新日 2026年10月26日 読む時間の目安 約5分
この記事の要点
  • 合格点(合格基準)は公開されていません。合否は、試験が終わるとすぐ画面に表示されます。
  • 合格率は68.0%です(MCPC の公表値。2024年3月の資料)。3人受けて1人は不合格になる試験です。
  • 勉強の目標は、本番と同じ80問の模擬試験で7割(56問)以上を、2回続けて取ることをおすすめします(もちこ道場の考え方。理由は下で説明します)。
この記事の目次
  1. 合格点が公開されていないとは
  2. 合格率から見た難しさ
  3. 目標を7割にする理由
  4. 7割に届かせる勉強の順番
  5. 第1章の問題を解いてみる
  6. よくある質問

合格点が公開されていないとは

主催する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)の公式ページには、合格基準は非公開と書かれています。解答も公開されず、合否についての問い合わせにも応じていません。

試験はテストセンターのパソコンで受ける CBT 形式で、80問を90分で解きます。答えはすべて4つの選択肢から1つを選ぶ形です。

項目 内容
問題数・時間 80問・90分(1問あたり約67秒)
答え方 4択(形式は穴埋め・組み合わせ・誤った記述など4つ)
合格基準 非公開
合否が分かる時 試験が終わってすぐ、画面に表示

インターネット上の「6割で合格」「7割必要」といった書き込みは、公式の発表ではありません。数字を当てにするより、どの回・どの問題の組み合わせでも落ちない実力を目標にするほうが確実です。

合格率から見た難しさ

合格点は分かりませんが、合格率は MCPC が公表しています。中級の合格率は基礎とほぼ同じで、上級よりは高くなっています。

IoTシステム技術検定の合格率(2024年3月の資料) 50% 100% IoTシステム技術検定 基礎 68.5% IoTシステム技術検定 中級 68.0% IoTシステム技術検定 上級 48.9%
IoTシステム技術検定の合格率(MCPC 公式・2024年3月の資料より)

合格率が基礎と同じくらいでも、中級は問題数が80問と多く、範囲が技術の踏み込んだ内容まで広がります。また、1問あたり約67秒で解き切る必要があります。詳しくは「難易度と合格率」にまとめています。

目標を7割にする理由

合格基準が分からない試験では、「ぎりぎり合格」を狙うと、苦手な章が多く出た回に落ちてしまいます。もちこ道場では、模擬試験で7割(56問)を2回続けてを目標にしています。

80問の模擬試験の得点の目標 目標 56問(7割) まだ落ちやすい 余裕あり 0問 80問 苦手な章が多く出た回や、本番の緊張で 4〜8問落としても、合格の側に残れる位置にする
模擬試験の得点の目標(もちこ道場の考え方。公式の合格基準ではありません)
  • 本番の問題は毎回組み合わせが違うため、模擬試験の得点は回によって上下します。
  • 本番は初めて見る問題です。何度も解いた問題での得点は、実力より高く出ます。
  • 時間の圧力があります。90分で80問を解くと、家で時間を計らずに解くより得点が下がりやすくなります。

7割に届かせる勉強の順番

  1. 公式テキストを1回通して読む。細かく覚えようとせず、全8章の地図を作ります。
  2. 章ごとに問題を解き、間違えた選択肢をテキストで確かめる。通信方式やデバイスは、規格の名前・数値・特徴をセットで覚えます。
  3. 80問・90分の模擬試験を時間を計って解く。7割に届かない章を見つけ、その章だけを解き直します。7割を2回続けて取れたら、受験の申し込みをする目安です。

勉強時間の目安と計画は「勉強時間の目安と計画」にまとめています。

第1章の問題を2問、解いてみる

もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。

問1

IoTは、情報通信機器、医療機器、家電製品、自動車といった機器をインターネットにつなぎ、各機器から集めたデータを分析して「見える化」した情報にしたり、分析結果のデータを機器へフィードバックしたりすることで、データを中心として社会の仕組みやさまざまなシステムを動かす。このようなデータの収集、分析、フィードバックにより社会の仕組みやシステムを駆動する考え方を1という。

答えと解説を見る

正解は 4(データ駆動型社会)です。

【概要】

機器から集めたデータを分析し、見える化や機器へのフィードバックを通じて社会やシステムを動かす考え方を、データ駆動型社会と呼ぶ。

【図解】実験的機能

サイバーフィジカルシステムとデジタルツイン サイバーフィジカルシステムとデジタルツイン

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. データマイニングあなたの解答 データマイニングは大量のデータから有用な規則性を掘り出す分析手法であり、社会を動かす仕組み全体を指す語ではない。
  • 2. サイバーセキュリティ社会あなたの解答 サイバーセキュリティは情報やシステムを攻撃から守る取り組みであり、データ循環で社会を駆動する考え方を表さない。
  • 3. 情報集約型社会あなたの解答 情報集約型社会は情報を集めることに着目した語であり、分析結果を機器へ戻して社会を動かす考え方を表さない。
  • 4. データ駆動型社会正解あなたの解答 データ駆動型社会は、収集・分析・フィードバックというデータ循環を軸に社会が動く姿を表し、本問の説明に合う。

問2

ユーザの近く、すなわちユーザ端末とクラウドのデータセンタの間に情報処理能力を持つサーバを置き、ネットワークの遅延や負荷を軽減するとともにデータを効率的に処理するシステム技術を1という。

答えと解説を見る

正解は 1(エッジコンピューティング)です。

【概要】

エッジコンピューティングは、クラウドのデータセンタとユーザ端末の間に処理能力を持つサーバを置き、遅延や負荷を減らして効率よくデータを処理する技術である。

【図解】実験的機能

エッジとクラウドの役割分担 エッジとクラウドの役割分担

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. エッジコンピューティング正解あなたの解答 エッジコンピューティングは、ユーザ近くのサーバで処理してネットワークの遅延や負荷を抑える技術である。
  • 2. グリッドコンピューティングあなたの解答 グリッドコンピューティングは多数の計算機をネットワークで結んで処理能力を共有する形態で、ユーザ近くにサーバを置く技術ではない。
  • 3. クラウドコンピューティングあなたの解答 クラウドコンピューティングはネットワーク上のデータセンタの資源を使う形態であり、ユーザ近くにサーバを置く技術ではない。
  • 4. セントラルコンピューティングあなたの解答 セントラルコンピューティングは処理を中央の計算機に集める形態であり、ユーザ近くで処理する本問の技術とは逆である。
この続きを解く

第1章の50問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。

第1章の続きを解く

よくある質問

6割で合格できるというのは本当ですか?

公式の発表はなく、確かめられません。合格基準は非公開です。数字を当てにせず、模擬試験で7割を安定して取れるまで準備しておくと安心です。

試験が終わったあと、得点は分かりますか?

合否は試験の終了後すぐに画面に表示され、試験結果通知書はあとでマイページからダウンロードできます。通知書にどこまで書かれるかは公式ページに書かれていないため、受験の案内で確かめてください。

基礎に合格していれば、中級も同じくらい取れますか?

範囲が重なるところはありますが、中級は公式テキストが別の本(『IoT技術テキスト 第4版』)で、問題数も80問に増えます。基礎の感覚のまま受けず、中級の範囲で模擬試験を解いて確かめてください。

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出典・注記

試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月26日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。

  1. IoTシステム技術検定 中級(MCPC 公式)
  2. 合格率(MCPC 公式・2024年3月の資料)